台湾、卵の殻にバタリーケージの表記を義務付ける

2021年9月、台湾当局は、初めてバタリーケージの卵にも飼育方法の開示を義務付ける新しい食品トレーサビリティ規制を発表した。以前はエンリッチドケージや平飼いや放し飼いはパッケージにその表記が義務付けられていたが、バタリーケージだけはその義務が免除されていた。

新しい規制では2022年1月から、卵農場の飼育形態を示すアルファベットの文字がトレーサビリティコードの一部として殻の外側に刻印される。(※カバー写真のものとは異なる。)

台湾動物社会研究会 EAST(Environment and Animal Society of Taiwan)の働きかけの結果だと考えられている。

7桁目が飼育形態の表示である:
O = 有機
F = 放し飼い
B = 平飼い
E = エンリッチドケージ
C = 従来型ケージ(バタリーケージ)

このような表示はEUや韓国でも既に実施されており、日本でも導入されることを期待する。

https://www.coa.gov.tw/theme_data.php?theme=publication&id=5596